パナソニック株式会社

高倍率20倍ズーム搭載、フルHD撮影が可能な新型HDインテグレーテッドカメラAW-HE120を開発 ~ 従来機種より容積・重量ともに約60%減のコンパクト設計とIP接続対応で、施工性にも優れた回転台一体型リモートカメラ ~

パナソニックは、新型HDインテグレーテッドカメラAW-HE120を2011年冬に発売を予定していると発表した。

HE120は、従来機種のHE100と比較すると容積・重量ともに約60%減のコンパクト設計ながら、高倍率の20倍ズームレンズ、高画質フルHD撮影が可能な220万画素「U.L.T.」3MOSシステムを搭載した回転台一体型リモートカメラ。従来のリモートカメラシステム用リモートコントローラーとの互換性の確保に加え、IP接続によるリモートにも対応。

HE120は、標準で広角から超望遠までカバーする20倍ズームレンズを搭載しており、ワイド端32.1mmからテレ端642mm(いずれも35mm換算値)をカバー。デジタルズーム10倍も搭載している。4ポジションNDフィルター(クリア、1/4、1/16、1/64)も内蔵しているので、外光が多く入る建屋内の撮影時でも最適な露光に調整することが可能。撮像素子には放送・業務用半導体収録システム「P2HD」シリーズでも採用している1/3型220万画素「U.L.T.」MOSを搭載でフルHD高画質を実現。3MOS構成により色再現性にも優れている。撮影信号フォーマットは、1080/59.94i、1080/50i、720/59.94p、720/50p、480/60i、576/50iのHD/SDマルチフォーマット対応。出力端子は、SDI(HD/SD、BNC)、アナログコンポーネント(D-SUB 15P)、HDMI出力を装備。HDMI出力選択時にはより高画質な1080/59.94P、1080/50Pも出力可能。

HE120は、放送用カメラに使用している高性能DSPプロセッサーを搭載。ガンマ、各種ディテールなどきめ細かな画づくりを内部20bitの高精度で処理している。また従来のDSPに比べて省電力化も達成しており、従来機種比約48%ダウンの低消費電力21 Wを実現した。さらに、室内から屋外をのぞむような明暗の混在するシーンにおいて黒ツブレ・白トビを自動的に抑えるDRS機能を搭載。各画素の明暗に応じたガンマカーブとニースロープを推定しリアルタイムで適用。これにより同一画面内に暗部・明部・中間調が存在するシーンにおいても、それぞれに高い階調表現が保持でき、黒ツブレ・白トビ・色トビが最小限に抑えられ、より視覚的に広いダイナミックレンジを持つ映像が得られる。

回転台(パンチルト)部も小型ながらパン:±175°、チルト:-30°~210°の動作範囲をカバー。新開発のパンチルト駆動部により、高い応答性能と高精度の静止精度を両立。NC35レベルの静粛性も確保した。別売のリモートコントローラーAW-RP50で最大100ポジションのプリセットポジションの登録が可能。AW-RP50とはLANケーブル(10BASE-T/100BASE-TX、RJ45)を介したIP接続が可能で、1台のRP50から最大100台のHE120を制御することができる。シリアル制御など当社製の回転台システムで使用している他のオプションとの互換性も確保しており、従来システムからの本機へのリプレースも容易に可能である。

従来機種のAW-HE100と比べて約60%減の容積、重量も約60%減の約3.2kgのコンパクト設計。また、威圧感が少なく、環境に調和した美しいデザインフォルムを持っている。天井への取り付けには照明器具と同じターンロック機構を採用しており、本体も軽量なため1人で簡便に設置できる。コントロール線も一般的なLANケーブルが使用でき、施工コストを大幅に圧縮することが可能。

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